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    Monaro Panther FC U18 4月19日練習メニュー


    U-18(高校生) パス&コントロール ドリブル

    前節は、前半までしっかりと今までやってきたポジションを意識したコンパクトな陣形でのパス回し、守備陣形を意識したチームディフェンスが機能し、試合を完全に支配することが出来ました。その結果、相手DFラインの手前で攻撃的MFがフリーでボールを受ける機会が増えたのですが、アタッキングサードでのラストパスの成功率が低く得点に結びつけることができませんでした。

    練習テーマの設定

    その主な原因はFWが常にDFの外側から回り込んで裏を取ろうとしていることであると考え、今回の一番のポイントを「FWのDFの内側に入り込む動き」としました。しかし、練習テーマとしてはFW限定になってしまうため、チーム全体の練習テーマは『相手DFとMFラインのギャップからDFラインを崩す』に設定しました。

    ゲーム形式練習のセットアップ

    今回の練習テーマはアタッキングサードでDFラインの前のスペースを突いた状況での練習のため、守備側にDFラインとその前の守備的MFのラインの2ラインが必要となり、攻撃側には2人のFWと2人の攻撃的MF、さらにDFとMFラインの間にパスを出す守備的MFが必要となるため、指導案にあるような6対6を設定しました。

    ポジショニング練習

    当初はゲーム形式とほぼ同じ設定でより選手の自由度を減らす形で、動きの原則を理解するような練習を考えました。しかし、そうするとFWの動きの反復回数が減ってしまうため、左右に分けて反復して特定のシチュエーションでの動きを練習できるようにしました。

    パス練習

    今回の練習で最もキーとなるのがFWの「DFの裏を取る動き」でした。
    そのパターンとして
    1.シンプルに相手の外側から回り込む
    2.DFの手前から内側へ走り込む動き
    3.ボールを受けた後のDFの走路を塞ぐファーストタッチ
    がありました。

    さらにそれに加えて、攻撃的MFの「相手MFの裏で前を向いてボールを受ける動作」というのもポイントでした。
    そのため、それらの動作をなるべくシンプルな状況で、かつDFの動きを観察しながら反復練習ができるように設定しました。しかしウォーミングアップですので、最初の段階ではスピードを意識せず、ボールタッチにフォーカスするように伝えました。

    セルフ・フィードバック

    前回の反省を活かし、指導案に詰め込みすぎることなく、ポイントを絞って行なうことが出来ました。そのため、事前にプランニングした内容をしっかりと選手に伝えることができたと思います。ただし、選手の集中力が最初の段階から低かったのが気になりました。普段であれば早い段階で修正するのですが、前回の練習時にミーティングを行ないそういった点を話したばかりだったためその場では注意せず、練習終了後に話をしました。
    改めて効果的な練習のためには選手の集中力というのは重要だと実感しました。

    この1日のメニューの指導案はこちらから

    執筆者

    大野元春

    1987年生まれ、千葉県八街市出身。イングランドでコーチングライセンスを取得した後、現在はオーストラリアのナショナルプレミアリーグのMonaro Panthers FCでU18の監督を務める。オーストラリアサッカー協会Bライセンス取得中。http://blog.mottofoot.com
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