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    Monaro Panther FC U18 3月20日練習メニュー


    フィジカル ヘディング 自主練 ドリブル 親子で練習 1対1 ゴールキーパー(GK) パス&コントロール ファンメニュー フォワード(FW) 雨の日 シュート 体の使い方 アジリティ(足の速さ) トラップ 組織守備 対人 基礎練 ミッドフィルダー(MF) オフザボール 個人守備 ウォーミングアップ コーディネーション 戦術 ディフェンダー(DF) 攻守の切り替え 2対2以上

    先週末の試合で、初めて同じリーグの強豪チームとの練習試合を行いました。オーストラリアでは練習試合もサッカー協会が管理し、審判が派遣されるのですがラインが引かれていないことを理由に帰ってしまったため相手チームの保護者に審判をしてもらうというアクシデントがありました。
    肝心の内容は、前半は完全に試合を支配し、1-0でリードしてハーフタイム。後半開始直後にも追加点を上げたのですが、そこからビルドアップのミスから1失点、その直後にロングボール一本で同点に追いつかれてしまいました。その後はケガ人が続出し、10人でプレーせざるを得ない状況になり、結局2-4で敗戦。
    この試合の最大のテーマはプレーシーズンを通して行ってきた「プレースタイルの理解」でした。そこに関しては前半のうちにしっかりと浸透していることが把握できました。

    課題の特定

    特に攻撃面では強豪チーム相手にも、自陣ゴール前でも逃げることなくビルドアップをし、ゲームを支配することができていました。
    守備の面でもオーストラリアでよく見られるむやみにプレスをかけるということをせずに、コンパクトな陣形を保った状態でチームとしてプレスをかけられるタイミングを見計らうことができていました。しかし、プレスをかけられるシチュエーションが限られていたため、相手にボールを持たせる時間が長くなってしまっていました。
    特に相手が私達の守備ライン間にプレーしてきたときにプレスをかけることができていなかったことが、相手からボールを奪い返しにいくタイミングが限られていた原因のように感じました。
    そこで、
    今回の練習では守備ブロックを形成した状態で相手が守備ライン間にプレーしてきたときにいかにプレスをかけていくかということ
    をテーマにしました。

    ゲーム形式練習の修正

    そして今週から練習の組み立てを少し変えてみることにしました。
    今まではプレースタイルの理解が最優先事項であったため、オーストラリアサッカー協会の推奨しているようにゲーム形式練習では実際のフォーメーションとピッチサイズで(人数、テーマによって一部を切り抜いて)行っていました。
    それは戦術理解という意味では大きな効果がありました。しかし練習強度という側面から見るとどうしても物足りなくなってしまっていました。
    練習試合のパフォーマンスを見る限り基本的なプレースタイルは理解できているようなので、今週は単純に2チームに分けてのミニゲームにすることにしました。もちろん練習テーマが活きる設定にすることは必須です。今回は両チームに比較的近い距離に、大きめのゴールを用意することにより、少しでもスペースを与えるとゴールを奪われてしまう状況にしました。

    ミニゲームの試合時間管理

    強度を重視したミニゲーム形式の練習で最も重要になるのは時間管理です。主な考え方はフットボール・ピリオダイゼーション理論から来ているのですが、疲労から強度の下がった状態で悪いプレーリズムを身に着けてしまうことを防ぐというコンディショニング以外の理由もあります。
    今回は4分プレーし、1.5分休憩というサイクルで8セット行ないました。1.5分の休憩中はチーム内でパス回しをしながら体力を回復させるようにしました。
    8セットまでいくのであれば、休憩時間を短くして、4セット後に長めの休憩を取ってからもう4セットにしてもよかったと思います。ただし、強度の高い練習は練習テーマや選手の疲労度によりプレー可能時間が大きく変わるため事前に細かく設定するのが難しいと考えています。

    ポジショニング練習

    今週の練習で個人的なチャレンジだったのは、ポジショニング練習の在り方を少し変えることでした。まずゲーム形式練習で実際のフォーメーションやピッチを使用しないため、ポジショニング練習では実際のピッチを使用することを必須にしました。ここでその日の練習テーマがどうやって実際の試合に関わってくるのかを理解させます。それにより他のパートよりもリアリティが高くなるため、重要度が増します。しかし今までの練習を見てもポジショニング練習では指導することが多くなるため、20分行なうと選手の集中力低下が見られていました。
    そこで時間を15分に限定することにより、戦術的な説明を集中力を切らさずに聞けるようにしました。
    その結果、選手の集中力を保ったままポジショニング練習を終えることができ、その集中力のままスムーズにゲーム形式練習に入ることができ多くの手応えを感じました。

    まとめ

    今回の練習はテーマの理解度を見ても満足のいく内容でした。しかし、チームとしてはまだ心理的なインテンシティが低くなる場面が見られたため改善する必要があります。
    ただ、個人的には大きな収穫のある練習でした。特にポジショニング練習の時間を短くすることにより、自分の悪い癖である説明しすぎることを矯正できたように感じました。

    この1日のメニューの指導案はこちら

    執筆者

    大野元春

    1987年生まれ、千葉県八街市出身。イングランドでコーチングライセンスを取得した後、現在はオーストラリアのナショナルプレミアリーグのMonaro Panthers FCでU18の監督を務める。オーストラリアサッカー協会Bライセンス取得中。http://blog.mottofoot.com


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