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    Monaro Panther FC U18 3月22日練習メニュー


    U-18(高校生)

    前回の練習に引き続き、いかにボール奪取する機会を増やすかということがテーマとなります。
    前回は「守備ライン間にプレーされた時にプレスを掛ける」ことがテーマでした。
    今回の練習ではもっと早い段階。相手にボールを奪われた瞬間、ネガティブトランジッション、オーストラリアではBP to BPOと呼ばれる攻守の切り替えの時点ですばやくプレスをかけ、そもそも相手に前を向かせないようにすること、
    「前線の高い位置でプレス」がテーマになります。

    ゲーム形式練習のメニュー作成

    いつもどおりゲーム形式練習のメニューを決め、そこから逆算をして全体のメニューを作成していきます。
    通常はいかに実際の11対11のシチュエーションをチームの人数で再現するかというのがポイントですが、今回も人数が10人と少ない状況でしたのでリアリティという観点はあまり意識過ぎないようにしました。そのかわり練習テーマの範囲内でできる限り練習強度を上げることを意識しました。そもそも今回のテーマが前線からプレスをかけるということだったので、自然と強度は高いものになったのですが。

    ゲーム形式練習での休憩時間の活用

    今回は5対5で1/3ピッチサイズという高強度の練習でしたので、2.5分でプレーし、2分休憩にしました。プレー時間は選手のプレスに行くタイミングが遅れ始めたのを見て判断。そして、休憩時間も選手の呼吸が整い始めたのを見て判断しました。フットボールピリオダイゼーションでは具体的な数字が指定されていますが、ルールの設定や選手の質によって異なると思うのでその都度判断しているようにしています。
    そして休憩時間は単純にパス回しをして呼吸を整える時間にしていたのですが、いつもそれでは飽きてしまうと思ったので、今回は普段なかなか時間が取れない基礎練習の時間に当ててみました。
    コーンを並べてドリブルするだけの練習ですが、脚の内旋の動きを意識したターンやボールとの接地時間をできる限り長くするドリブルなどのテーマを設けました。

    ポジショニング練習

    今回は試合で起きる状況をそのままポジショニング練習に当てはめることができ、メニュー作成はスムーズに進みました。ただ人数が限られていたのでリアリティの面では少し不安ありました。

    そして実際行なってみたところ、最初のロングボールをDFがうまくカットできない事態が発生しました。キッカーにカットしやすいようなボールを注文しましたが改善されなかったため、ゴール上に1人選手を立たせ、その選手に向かってボールを蹴り、その選手がDFに向かってボールを跳ね返した所からプレーをするように変更しました。
    その設定自体はうまく働いたのですが、攻撃陣の人数が1人減った結果、ポイントであったSBのプレス参加がなくなってしまいました。
    そのため、練習としては失敗に終わりました。

    パス練習(ウォームアップ)

    以前にも行なってようにパスドリルを攻撃パターンの確認として活用しました。適度な運動量で、攻撃パターンを体で覚えるというところでうまく機能していました。
    ちなみに今回の練習からパス練習も実際に指導しています。

    まとめ

    今回はポジショニング練習で問題が発生したときに、改善を加えて柔軟に対応できたと思ったのですが、大事な要素が抜けてしまうという問題がありました。やはり戦術的要素を指導するときは事前の設定を崩すとなかなか難しくなると実感しました。

    この1日の指導案はこちらから

    執筆者

    大野元春

    1987年生まれ、千葉県八街市出身。イングランドでコーチングライセンスを取得した後、現在はオーストラリアのナショナルプレミアリーグのMonaro Panthers FCでU18の監督を務める。オーストラリアサッカー協会Bライセンス取得中。http://blog.mottofoot.com
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