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    キーパーの練習メニューに悩む方に抑えてもらいたい指導のポイント


    練習メニューを考えるのは、楽しくもあり大変な作業です。
    目の前の子どもたちに合っているのか、合っていたとして実現できるのかなど、不安な事も多いと思います。
    そして学年が上がるにつれ、キーパーを専門に指導する必要も出てくると思います。
    しかし、ほとんどのチームはスタッフなどの環境が整わず、キーパーというポジションを専門的に指導するのは難しいというのが現状です。
    筆者もその一人であります。

    シェアトレのメニューを利用する際も、細かなポイントを指導するにも知識の不足から、安易に教えて良いものか迷うものです。
    今回は、同じような悩みを持つみなさんと、その解決策を共有できたらと思います。

    普段のゲームを練習メニューに

    ゲーム形式の練習であれば、ほとんどの場合、キーパーは必要になると思います。

    しかし、それがフィールドプレーヤーのテーマを持った練習メニューの場合は、どうしてもフィールドプレーヤーの事に目がいきがちになり、キーパーとの関わりが薄くなってしまいます。
    普段のゲームから、積極的にキーパーに関わってあげてください。
    知識に自信がなくても、「ナイスセーブ!」や、エラーのあったプレーも「今のプレーはどうだった?」と問いかけてあげ、考えさせるだけでも違います。
    ボールがない時のプレーでも、味方を鼓舞するような掛け声や、厳しくプレッシャーに行かせるコーチングくらいならできるかもしれません。
    特に少年サッカーでは、ほとんどのキーパーは経験が浅く、ミスが多くなってしまいます。

    でも、よくよく考えてみれば当たり前ですよね。
    サッカーの経験は5年あるとしても、キーパーとしての経験はほぼ「初心者」なのですから。。
    みなさんもきっと、ほぼ初心者のような選手がするミスについては寛容になると思います。
    指導者が守ってあげないと、他の選手から非難の嵐を受ける可能性だってあります。

    キーパーはチームの精神的支柱になるべきポジションです。
    キーパーの重要性と難しさ、そして素晴らしさを、キーパーだけでなく全てのプレーヤーに伝えてあげてください。

    たくさんシュートを打ってあげよう

    「地獄の千本ノックをするんだ!」というわけではありませんよ(笑)
    ただ一つ言えるのは、キーパーを始めたばかりの選手に足りないのは「経験」です。
    普通にゲームをこなすだけでは、シュートが飛んでくる数という点では、どうしても少なくなります。
    なので、キーパーを指導できる時間が少しあり、手が空いてるコーチがいるのならば、たくさんシュートを打つキーパーの練習メニューを与えましょう。
    シュートを打つ角度を変えてあげたり、障害物を置くだけでも、違う刺激を与える事ができますよ。

    一つ注意点としては、必ず成功させて終わらせてください。
    成功体験と良いイメージが、その子の自信に繋がりますから。
    ここで勘違いしないでいただきたいのは、専門的な知識を兼ね備え、その子の発育発達に合ったメニューを用いて指導できるのなら、それに勝るものはありません。
    いずれはキーパーにとって良い環境を整えてあげる必要があり、あくまでもそれまでの段階での措置という事です。
    指導者も日々学ばなければなりません。

    今はキーパー専門のライセンスもあり、協会主催のキーパースクールを行なっているところもあります。
    上手く活用して、キーパー指導の知識を身につけてください。

    キーパーもフィールドプレーヤーと同じ練習メニューをこなそう

    専門的な知識と指導の必要性は、先ほども話しました。

    しかし、一部を除いて早すぎるキーパーの専門化はメリットがある反面、デメリットもあります。
    年代が下であればあるほど、その選手にどのような未来が待っているか約束できる選手なんていません。
    中学生からフィールドに転向し、活躍する選手だっています。
    その可能性を潰してしまうのは非常に勿体ないです。

    キーパーがずっとフィールドと同じ練習メニューをこなせ、とは思いませんが、時にはフィールドでプレーさせてあげるのも大切です。
    現代サッカーの流れから考えても、キーパーはフィールドプレーヤーと同じくらいの技術レベルに達してなければなりません。

    したがって、例えばポゼッションの練習であれば、フリーマンとして参加させたりして、フィールドプレーヤーとしても振る舞えるよう鍛えてあげてください。

    フィールドプレーヤーとしての視点は、キーパーになった時にも役立つはずです。
    シュート練習でも、キーパーはほかの子に任せて、シュートを打たせてあげると良いかもしれません。
    そこで思わずキーパーを発掘できるかもしれませんし、キーパーの子にとっても良い刺激になると思います。

    良いキーパーを育成するために

    ・普段から積極的に関わってあげる事
    ・シュートをストップする経験をたくさん積ませる
    ・フィールドプレーヤーと同じメニューをこなす

    キーパー指導の環境が整わない場合、お伝えした3つの事を意識していただければ良いかと思います。
    ただ、我々指導者もより良い環境をキーパーに与えてあげるべく、努力は必要ですね。
    ネットの発達により、メニューをキーパーに与えることは誰でもできるようになりました。
    ただ、大切なのは「ゴールキーパーの指導が出来ること」です。
    キーパーはサッカーで唯一手が使えるプレーヤーです。
    キーパーの本質は手を使ったプレー、すなわち「キャッチ」であることは忘れないでください。
    それが、たくさんシュートを打っていただきたい理由でもあります。

    さらに、キーパーの質が試合の質を決めるとも言えます。
    みなさんが、現役時代または応援しているチームがいるなら、キーパーに救われた場面はありますよね?
    キーパーは英雄です。
    不安で始めたが、勇気を持ってキーパーになる決断してくれたであろう子どもたちを支えてあげてください。
    日本のゴールマウスを守る選手はもしかすると、
    あなたの支えてあげた、その子になるかもしれませんから。

    執筆者

    シェアトレ運営部

    シェアトレを運営している筑波大学のメンバーです。日々指導者のために勉強中です


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    \ 実際に現場で活躍している指導者の方々が作成した1日の練習メニューや指導案を、よりスムーズに確認することが可能になりました! /


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