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    サッカーの小学生相手の練習、保護者目線で大切な事を考えてみよう


    サッカーのトレーニングを企画する際、これまでの試合の内容や選手のレベルに合わせて、様々な事を考慮に入れる必要がありますよね。
    上手くトレーニングを進めるために、ある程度の計画を立てて行うかと思います。
    メニューの作成やコーチングのポイントを考えたり、用具の準備をして万全な準備で行いたいですよね。

    ただ、一度ここで立ち止まって考えて頂きたいことがあります。
    それは、対象となる相手が小学生だという事です。

    小学生となると、トレーニングの内容以外にも注意しなければならないことがあります。
    今回はサッカーで、小学生の練習で注意しておきたいポイントを考えてみましょう。

    安全の確保

    小学生はまだまだ認知能力や判断能力に欠けるので、練習中にどのような危険がありそうか、把握し対策しましょう。
    実際子どもがゴールの下敷きになるなどの事故も起こっています。
    練習の中身だけでなく、安全の確保に努めることも指導者の仕事です。
    サッカーの小学生の練習で、特に気をつけて頂きたい事があります。
    それは、練習内での「安全の確保」です。
    サッカーはコンタクトの多く、運動量の多いスポーツですから、練習も常に怪我のリスクと隣り合わせです。
    サッカーの小学生の練習の中で、子ども同士の衝突がよく起きたり、蹴ったボールが危険になる恐れのある練習であれば、今一度その練習について考え直す必要がありそうです。

    また小学生は一人の選手ですが、保護者から「預かっている」ということも忘れないでください。
    例えばサッカーの練習中に転けて頭を打った子どもがいた場合は、必ず保護者に報告しましょう。
    打った時は問題なくプレーを続けていても、その日の夜に脳しんとうの症状が現れ実は重症だった、ということもあります。
    事前に報告しておけば、ある程度様子を見ることもできますので、早めの処置も出来ます。
    小学生だと、自分の身体に起こっている事に上手く説明、対処ができないですからね。
    皆さんの中にもなんらかの対策をされてると思いますが、「熱中症」も気をつけていきたいですね。

    プレー機会の確保

    小学生は、学年が下になればなるほどまだまだ集中力に欠ける部分があります。
    待ち時間が長くなると、サッカー以外の事に気持ちが向いてしまいます。
    特に低学年となると、順番抜かしであったりと、トラブルが起こりがちです。
    サッカーの練習は、小学生から考えさせる習慣が大切ですが、外から見ることよりも自ら体験した方が学ぶことが出来ます。
    練習のメニューを考える時に、一人当たりのプレー機会が確保できているか、も考慮に入れる必要があるでしょう。
    例え全員がプレーに関わるとしても、一人当たりがどのくらいボールに関わることが出来ているかも頭に入れておいて良いと思います。
    練習が終わって、子どもが嬉しそうでやりきった表情であれば、その日は成功です。
    その表情を見て保護者の方も安心するでしょうし、子どもが活動に満足しているということは、クラブ運営の面から考えても重要なことです。
    練習の性質上、人数の関係でどうしても休憩の選手が出るのなら、休憩のタイミングを考え休憩時間を可能な限り減らしましょう。

    子どもたちの関係性に注意

    集団で活動していると、必ずと言って良いほどヒエラルキーが生まれるようになります。
    サッカーが上手な選手は上の立場に、上手でない選手は下の立場に、と言った具合です。
    これは仕方のないことで、指導者の関わりがないと、より差は広がります。
    なので、小学生を相手に担当を持ち指導する時は、その点を考慮に入れ練習に臨みましょう。
    良くあるのが、役割についてです。
    例えば、ゲーム形式のメニューで休憩やキーパーの役割は割と敬遠されがちですよね。
    チームの中でも立場が上の子どもは、放っておくと嫌な役割はやりたがらず、他の子どもに任せようとすることがあります。
    何から何まで指導者が子どもたちの関係に介入するのも良くありませんが、それが目に余る場合は、なんらかの介入をしましょう。

    たまにはサッカーとはあまり関係のなさそうなゲームをウォーミングアップに取り入れるのも良いでしょう。
    サッカーではどうしてもチーム内で力を発揮できなくとも、ドッチボールではチームで力を発揮する子どももいます。
    サッカーは得意でもドッチボールは苦手な選手も発見でき、子どもたちが互いを違った側面から見ることが出来ます。
    チームビルディングにとっても良い方法ですね。

    まとめ

    1 安全の確保
    2 プレー機会の確保
    3 子どもたちの関係性に注意

    今回はトレーニングの理論やプレー原則と言った事とはまた違う側面から考えてみました。
    サッカーを指導する限りは小学生であっても、練習の目指すものはサッカーの上達です。
    ただ、繰り返しになりますが、小学生の子どもたちは保護者の方から預かっているという事は忘れないでください。
    「安心して任せられる」という事は、その指導者の信頼にもつながります。
    子どもを笑顔で家に帰すことも指導者の重要な仕事です。

    執筆者

    シェアトレ運営部

    シェアトレを運営している筑波大学のメンバーです。日々指導者のために勉強中です


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