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    サッカーの持久力を室内のトレーニングで効果的に養うには?


    攻守の切り替え ミッドフィルダー(MF) ゴールキーパー(GK) シュート ドリブル 基礎練 フォワード(FW) 雨の日 パス&コントロール 体の使い方 親子で練習 トラップ 自主練 ファンメニュー 1対1 ヘディング 組織守備 ウォーミングアップ アジリティ(足の速さ) 対人 戦術 オフザボール 個人守備 フィジカル 2対2以上 ディフェンダー(DF) コーディネーション

    サッカーの勝敗を決定づけるのに持久力が大きな要因の1つになるというのは異論のないことでしょう。
    サッカーという競技の特性上、マラソン選手のような持久力ではなく、ダッシュやストップ、ジャンプ、キックなどの強いパワーも必要ですが、それでも純粋な持久力の必要性は変わりません。
    今回はサッカーの持久力を室内で上手に養う方法を考えていきましょう。
    ※本稿は育成年代の指導を対象として進めます。また、あくまでも暦的な年齢ではなく、生理学的な年齢に合わせ、なおかつ目の前の指導している選手の発育発達に合わせた指導をする、ということが前提での話です。
    良い方法論や練習方法も育成年代には無理は禁物です。

    サッカーに必要な持久力とその理由

    繰り返しですが、サッカーには持久力が必要です。しかも、育成年代でも長いと延長戦も視野に入れて90分ほど走りきれなくてはいけません。
    既述の通り、その中に強い筋力の発揮を必要とする動作がいくつもあるので、単純に長く走れるだけでは意味がありません。
    しかし、基本的にはサッカーの試合時間いっぱい、高い集中力を保ったまま終えられる基礎的な持久力は必要です。
    そして、サッカーでは、強いパワーを発揮した後に、すぐにパワーを戻すために持久力を基にした回復力が必要になってきます。
    ですから、サッカーには持久力が欠かせない要素になってくるのです。

    サッカーの持久力を室内のトレーニングで養う

    本稿のテーマであるように、必要な持久力を室内のトレーニングで養うにはどうしたら良いでしょうか?
    (トレーニングをする選手は20名弱、室内の広さはフットサルコート程度を想定)
    持久力のトレーニングと言えば、本来は広大なフィールドを使用し、テクノロジーやそれで得られるデータを基に、科学的にトレーニングしていくのが良いと思われがちですが、サッカーの持久力のトレーニングは必ずしもそうではありません。
    トレーニングの原則には特異性というものがあります(詳細は割愛します)。

    サッカーはサッカーすることでうまくなりますし、サッカーで必要な持久力はサッカーをすることで養われます。

    室内で11人制のサッカーをすることはできませんが、人数を変えて試合はできますし、11人制サッカーに顕在する局面を切り取ってのトレーニングは可能です。
    そのトレーニングメニューのテーマを持久力に重点を置けば、十分に室内でもトレーニング効果は上がるでしょう。

    サッカーの育成年代の持久力トレーニングの考え方

    サッカーの持久的なトレーニングを室内で行うにしても、原則としてはボールを使用するということです。
    サッカーでもトップカテゴリー(育成年代ではないという意味)であれば、素走り、つまり、ボールを使わないランニングのトレーニングも必要になってきます。
    当然ながら、持久力の強化ですから、走るにしても自転車を漕ぐにしても、効果が出るトレーニング時間が必要です。
    しかし、育成年代において、定期的なタイミングでデータを取ることを目的としたランニング以外は、持久系なトレーニングをテーマとした場合であっても、ボールを使用するということです。
    また、ボールを扱わないとしても、リレーや鬼ごっこ、ハードルやラダーなどを障害物に見立てた競走など、選手のストレスを少なくすることは大切ですね。

    サッカーの持久力強化に向けた室内トレーニングの具体的な考え方

    では、サッカーの持久力を室内で強化するために、ボールを使用したトレーニングにはどのようなものがあるでしょうか。
    先程の特異性の法則を頭に入れて考えましょう。
    育成年代ということから、テクニックの獲得も同時にできるような持久力トレーニングを推奨します。
    例えば、よくあるスクエアパスですが、多少スクエアが小さくなっても、複数用意し、多くの選手がたくさんプレーできるようにしましょう。
    各スクエアに配置する選手を少なくし、ボールの数を増やせばそれだけ順番が早く多く回ってきます。
    つ まり、それだけ走る頻度も上がります。あまりに頻度が多すぎて負荷がかかりすぎる場合は、パスをした後にコーンを2つ移動するなどの距離を増やせば、少しゆとりができ、持久系のトレーニングに戻れます。
    サッカーの持久力のトレーニングは、室内に限った話ではありませんが、ボールを使用し、裏テーマとして持久力向上を持ってくるようにしましょう。
    室内でスクエアがどうしても難しい場合は、対面パスでも構いません。
    パスをしたら対面のステーションに並んで次の順番を待つというものですが、対面でなく、往復して帰ってくると負荷は上がります。
    こうして指導者の工夫と仕掛け次第で、狭い室内でも十分に持久力のトレーニングは可能ですし、サッカーにリンクさせてトレーニングを進めることができます。

    室内トレーニングのメリット

    サッカーのトレーニング、ましてや持久力ともなれば、室内でのトレーニングは不向きかもしれませんが、考え方によってはメリットもあります。
    まずはあらかじめプランニングしたトレーニング内容が天候に左右されることはありません。
    これは指導者にとって大きなストレスから解放され、トレーニングに集中できる一助となります。
    また、普段のサッカーのトレーニングを人工芝でしているなら話は別ですが、室内であれば、足元の悪さを気にすることはありません。
    ボールコントロールの際にストレスを感じませんし、そのことで視野も広がるでしょう。同時にランニングの時に捻挫などの怪我をしにくくなります。
    施設や関係者が許せばの話ですが、他競技の道具、例えば、跳び箱や平均台、バスケットゴールなどを使用して、いつもはできないサッカーのトレーニングが可能になります。
    それらは十分に持久力のトレーニングにも役に立つはずです。

    まとめ

    1.サッカーに必要な持久力とその理由=持久力は運動の基礎、回復力の源
    2.持久力を室内のトレーニングで養う=サッカーの特異性から考える
    3.育成年代の持久力トレーニングの考え方=ボールを使用したトレーニング
    4.持久力強化に向けた室内トレーニングの具体的な考え方=指導者の工夫次第
    5.室内トレーニングのメリット=室外にはないものを有効に使う


    室内でのサッカーのトレーニングでは、ないもので頭を悩ますよりも、あるものを有効に活用して、サッカーに必要な持久力をトレーニングしていきましょう。

    執筆者

    シェアトレ運営部

    シェアトレを運営している筑波大学のメンバーです。日々指導者のために勉強中です


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