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    現代サッカーのゴールキーパーに求められるスキルと役割を改めて考える


    トラップ 雨の日 攻守の切り替え 自主練 ディフェンダー(DF) アジリティ(足の速さ) ミッドフィルダー(MF) フォワード(FW) 戦術 組織守備 対人 シュート 1対1 ドリブル ヘディング フィジカル 親子で練習 基礎練 オフザボール ファンメニュー ゴールキーパー(GK) ウォーミングアップ コーディネーション 個人守備 体の使い方 パス&コントロール 2対2以上

    サッカーのゴールキーパーは唯一手を使うことが許されるポジションであり、他のポジションとは役割や求められるスキルが大きく異なります。
    その特殊性から他のポジションと違い、選手1人のチーム全体に与える影響力がとても大きいです。

    その明らかに異なる役割からサッカーのゴールキーパーの指導には専門性が求められるのですが、GKコーチ不足やチーム運営の関係上、コーチがゴールキーパーの指導を行わざるをえない状況が多いです。
    私のクラブではGKコーチはいるのですが、GK練習は週1回のためそれ以外は全体練習に合流する必要があります。

    そこで今回は、技術的な面や練習方法についてはサッカーのゴールキーパー指導の専門家の方にまかせるとして、練習メニューを作成するうえで重要となるチーム全体におけるゴールキーパーに求められる役割とスキルについて考えてみたいと思います。

    現代サッカーでキーパーに求められる3つの役割

    マヌエル・ノイアーやクラウディオ・ブラボに代表されるように近年ではサッカーのゴールキーパーにはゴールを守ることだけでなく、様々な役割が求められます。
    ポジション毎の役割はチームによって異なりますが、私がゴールキーパーに求める役割は以下の3点になります。

    ・ビルドアップ
    ・広い守備範囲
    ・コーチング

    「ビルドアップ」
    サッカーのゴールキーパーは11人目のフィールドプレーヤーと言われるように、ゴールキーパーがビルドアップに加わることは共通認識となっており、一昔前と比べるとゴールキーパーが大きく蹴り出すということが減ってきてはいますが、ユースレベルに限らず、プロや代表レベルにおいても個人的にはまだまだ蹴り出す回数が多すぎると思っています。
    多くのチームが最初はゴールキーパーからのビルドアップを試みて、相手が対応し始めるとロングボールを蹴ってしまうことが多いのですが、自陣でプレーしているときは11対10(相手GKは関与できないため)なので理論的には必ず数的優位が作り出せるはずです。
    そのため、ゴールキーパーがどこまでビルドアップに参加できるかによって数的優位を作れる回数が大きく変わってきます。
    そして、ビルドアップに加わる回数を増やすためには相手プレーヤーが近くにいる状態でも正確にボールを扱うための「ボールコントロール・パス技術」が必要です。
    特にゴールキーパーはフィールドの中央でボールを受けることがほとんどですので、以前パスに関するコラムで記述したように、左右両足を使ってプレーできるようにボールを身体の中央の置き、相手に次にプレーする方向を読まれないようにすることが重要になります。

    また、ボールをキャッチした際、離れた位置にいる味方がフリーになっている場合に、素早くパスを通すために低く早いパントキックを蹴る技術も必要になります。

    「広い守備範囲」
    11人目のフィールドプレーヤーと呼ばれる2つ目の理由として、ペナルティーエリアの外に飛び出しディフェンスをする機会が多いことが挙げられます。
    現代サッカーではディフェンスラインが高く保つことが多いため、ディフェンスラインの裏に広大なスペースが生まれ、相手はそのスペースを突こうとすることが多くあります。
    そのため、ゴールキーパーには相手がディフェンスラインの裏にプレーをしてきたときに可能な限りペナルティーエリアから飛び出しボールをインターセプトすることが求められます。

    そこで、インターセプトすることができるかどうかを瞬時に判断する能力、正しいタイミングで飛び出し、正確にボールを処理する能力が求められます。

    「コーチング」
    ゴールキーパーの役割が大きく変わりつつある現代サッカーでも、昔から変わらずゴールキーパーに求められるのが味方への「コーチング」です。
    「優れたゴールキーパーはグローブを汚さずにゴールを守る」と言われるように、常にフィールド全体を見渡すことができるため、味方は指示を与えることにより守備体系を組織することでピンチを未然に防ぐことがとても重要です。
    また、他のフィールドプレーヤーに比べるとボールに触れる時間が短いため、より声を出すこと自体を意識することができ、他のプレーヤーよりも大きな声を出すことが可能です。
    サッカーは、メンタル的要素がプレーに大きく影響を与えますので、ゴールキーパーは常に選手を元気づけ、時には叱責し、チームを精神的な面でもコントロールすることも求められます。

    そのためには、チームのプレースタイル、特にディフェンスに対する深い理解が必要です。
    また、ポジティブなことを言うべきか、チームを引き締めるようなことを言うべきかを判断するためにチームの雰囲気を感じ取る能力も重要です。
    そして、ゴールキーパーはその指示がチーム全体に伝わるような「声の大きさ」というのも非常に大きなポイントです。声というとあまりサッカーの技術とは直接関係ないように思えるかもしれませんが、高いレベルでプレーするには声の大きさは重要なスキルの一つです。

    サッカーゴールキーパー育成の重要性

    その専門性、特殊性により、サッカーのゴールキーパーは他の選手がカバーすることができないポジションです。
    そして、現代サッカーではゴールキーパーに求められる役割は多岐に渡り、その重要性はとても大きいです。

    私自身も含めGK未経験の指導者はどうしてもゴールキーパーに対する指導・育成が疎かになってしまいがちですが、ゴールキーパーの重要性を考えるとそれはあってはならないことです。
    チームにおけるゴールキーパーの役割を改めて明確することにより全体練習時のゴールキーパーへの指導の質も変わっていくと思います。

    執筆者

    大野元春

    1987年生まれ、千葉県八街市出身。イングランドでコーチングライセンスを取得した後、現在はオーストラリアのナショナルプレミアリーグのMonaro Panthers FCでU18の監督を務める。オーストラリアサッカー協会Bライセンス取得中。http://blog.mottofoot.com
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