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    オリンピックのサッカーとワールドカップの違いとは


    ディフェンダー(DF) 自主練 シュート オフザボール 1対1 組織守備 コーディネーション 攻守の切り替え アジリティ(足の速さ) ドリブル 対人 パス&コントロール 戦術 雨の日 フォワード(FW) ファンメニュー 体の使い方 基礎練 親子で練習 トラップ ゴールキーパー(GK) 2対2以上 個人守備 フィジカル ヘディング ウォーミングアップ ミッドフィルダー(MF)

    サッカーの世界でもっとも大きい大会と言えば、今年はフランスの優勝で幕を閉じたFIFAワールドカップですね。
    もちろん、同じく4年に1度のユーロカップやチャンピオンズリーグも、戦術やスター選手の出現という意味では、ワールドカップに匹敵するかも知れません。
    しかし、世界中が参加するワールドカップが最大規模です。
    では、同じ世界中の国々が参加するオリンピックにおけるサッカー競技とは、どういったものなのでしょうか?

    ワールドカップの生みの親

    当初、オリンピックはアマチュアのみが参加可能でした。
    オリンピックの男子サッカー競技は1900年から開始していますが、1904年に創設されたFIFAはアマチュアのみが出場できるオリンピックではなく、プロも参加できる大会を作りました。
    これが1930年から開始されたFIFAワールドカップです。
    アマチュアでも、プロフェッショナルでも、両方の選手が出場可能で、ナショナルチームの真の世界一を決める大会は盛り上がりました。
    オリンピックの考え方がFIFAワールドカップを生み出した訳ですが、皮肉にもオリンピックにおけるサッカー競技の人気は次第に失われていくことになったのですね。

    現在の各国のオリンピックのとらえ方

    アジア、アフリカ、北中米、南米諸国は若年層の強化、オリンピックという大会ステータスを重視して、力を入れることが多くなっています。
    2008年の北京オリンピックでは、アルゼンチンとブラジルがベストメンバーを揃えようとしましたが、選手の参加、派遣を拒むヨーロッパのクラブと協会連盟の対立が話題になりました。
    また、オリンピックの人気をしのぐワールドカップとU20ワールドカップの間の中途半端とも言えるカテゴリーで開催されるため、同じ年にユーロカップがあるヨーロッパでは極めて注目度が低くなっています。
    一方、女子サッカーでは、ワールドカップに並ぶ権威のある大会として位置づけられており、年齢制限もないため、各国はオリンピックを1つの区切りとしてチーム作りを進めていきます。
    オリンピック自体の注目度を利用して、女子サッカーの普及・発展を狙うFIFAも非常に協力的であると言えます。

    年齢制限の理由と年代別世界大会としての確立

    オリンピックのサッカー競技では1992年のバルセロナオリンピックから、23歳以下の年齢規定が導入されました。
    これは現在も続いており、2016年のリオオリンピックでも適用されました。
    この理由は、国際オリンピック委員会が1984年のロスオリンピックからプロの参加を承認したことから始まります。
    国際オリンピック委員会は集客性のあるサッカー競技の充実を図るために、各国のA代表の参加を要請しましたが、FIFAはワールドカップの威厳とプレミアを維持するために参加を拒みました。
    オリンピックにA代表を出場させれば、ワールドカップの意味がなくなってしまうので、当然と言えば当然ですね。
    その折衷案として、23歳以下の代表というカテゴリーが生まれました。
    これに本大会では3名のオーバーエイジが含まれることになります。
    これによって、オリンピックにおけるサッカー競技は、U17ワールドカップ、U20ワールドカップと並ぶ年代別世界大会の一環として確立されることとなったのですね。

    ねじれ現象とオリンピックとワールドカップの面白い違い

    多くのスポーツ競技が最終目標としてオリンピック種目への採用を目指し、多くの競技者がオリンピックでメダルを獲得することを夢見ている中で、サッカー界の構図は異例となっています。
    それはオリンピックへの参加、協力を渋る競技側と、それを引き止める国際オリンピック委員会という図式になっています。
    これはオリンピックを凌ぐ規模の国際大会を持つサッカー特有のねじれ現象だと言えます。
    話は変わりますが、サッカーのオリンピックとワールドカップでは、ユニフォームが異なることはご存知でしょうか。
    オリンピックでは通常使用する代表ユニフォームは使用できず、多くは胸に各国の国旗のマークだけが付いているシンプルなデザインになっていますね。
    これは国際オリンピック委員会の通達で、各国のサッカー協会や連盟のマーク、また、サプライヤーのデザインは禁止されているからです。
    さらに話を変えて、イギリスはワールドカップでは、イングランド・スコットランド・北アイルランド・ウェールズの4つのサッカー協会の参加が認められています。
    しかし、オリンピックでは国内のオリンピック委員会の単位でしか出場が認められていません。
    したがって、イギリスはオリンピックのサッカー競技においては、様々な理由から出場権を放棄することが通例となっています(自国開催時のみ別)。
    この多くの利権が絡むユニフォーム問題やサッカーの母国であるイギリスの4協会参加の承認が前向きに進めば、FIFAもまた違った妥協案を出すのではないかと、個人的には思う次第です。

    まとめ

    1、ワールドカップの生みの親=プロも参加できる大会としてワールドカップ誕生
    2、現在の各国のオリンピックのとらえ方=欧州は不人気。それ以外の大陸各国は熱心にとらえる。女子はワールドカップと同等。
    3、年齢制限の理由と年代別世界大会としての確立=IOCとFIFAの対立が原因
    4、ねじれ現象とオリンピックとワールドカップの面白い違い =やはりワールドカップはすごい
    オリンピックが世界最大のスポーツの祭典であるのは間違いありません。
    しかし、それを凌ぐのがワールドカップなのでしょう。
    ただ、近年のオリンピックのサッカー競技で優勝しているチームがゴールデンエイジと呼ばれ、その後のワールドカップでも期待されるというサイクルも事実です。
    ヨーロッパの人々には不人気かも知れませんが、我々日本人にはいつまでもオリンピックは特別な響きがありますね。

    執筆者

    シェアトレ運営部

    シェアトレを運営している筑波大学のメンバーです。日々指導者のために勉強中です


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