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    ドリブル練習を日本のサッカーと世界との差異から考えよう


    コラムの内容

    2018ロシアワールドカップの余韻もようやく冷めてきたかと思えば、ヨーロッパでは新しいシーズンが次々と開幕しています。次回の2022年のカタールでのワールドカップでは、日本はどこまで世界に近付くことができているのでしょうか。今回はタイトルの通り、ドリブルにフォーカスして考察してみます。
    世界のサッカーと日本のサッカーとの差とは
    まずはドリブルだけではなく、全体的な世界との差を考えましょう。攻撃面では、個人の質を上げることです。日本人はテクニックがないわけではありません。しかし、前代表監督のハリルホジッチさんがインテンシティという言葉を使っていた通り、激しい強度の中でどれだけ質を落とさずにテクニックが発揮できるかが重要です。次にスピードです。これは単純なランニングのスピードだけではありませんね。サッカーのプレースピードです。このプレーのスピードを世界基準まで押し上げるには、
    ①判断のスピード ②パスのスピード
    のそれぞれを早くしないとプレースピードを上げることはできません。そして、言うまでもなく、スピードを上げても落ちない高い個人の質が必要になってきます。守備では高い強度の中で、個人でボールを奪い切ることができないと世界基準とは言えないでしょう。ここでは、簡単ではありますが、世界と日本のサッカーの差を挙げてみました。
    次に、世界との差を考える中で、ドリブルの位置付けを考えてみましょう。
    ドリブルの位置付けは?
    ドリブラーを育てることは絶対に必要です。
    もちろん、今までの日本代表に選ばれる選手の中にも、ドリブルを得意とする選手はいました。三浦カズ選手、前園選手、松井選手、齋藤学選手、乾選手など、色々な時代にドリブルの名手と呼ばれる選手がいますね。今後もそういったドリブラー(上述の選手はドリブルだけがうまかった訳ではありませんが)を育てなくてはいけないと言われています。これは筆者が協会が主催する指導者講習会で聞いてきたことなので、日本全体の指針であると思われます。
    では、なぜ、ドリブラーの育成が必要なのでしょうか。
    それは攻撃に変化を生み出すからに他なりません。既述の通り、世界に近付くために個人の質を上げること、プレースピードを上げることと書きました。このパスを使ってプレースピードを上げていこうとする中で、有効なドリブルは攻撃にアクセントを加え、変化を生み出すのです。
    具体的にドリブルではどのように変化を生むのか?
    ドリブルの長所を考えてみましょう。まずはドリブルは1人でもできる攻撃だということです。パスは2人以上が関わるので、有効なサポートをしてくれている味方が最低でも1人は必要になってきます。ところが、ドリブルは最も簡単な攻撃方法の1つで、1人でできてしまいます。そして、向かってくる相手選手を1人でもかわすことができれば、その時点で数的優位を作ることができるのです。これで相手は嫌でも変化を迫られることになってくるはずです。ドリブルの方向やスピードを変えれば、位置的に優位に立つことができるので、これでも相手は変化せざるを得ません。相手選手にとって、ドリブルの最も脅威な面はそのままゴールへとつながるシュートやパスをされる位置まで突破されることです。つまり、フィニッシュに至る前の崩しをソロでできることは非常に強力な武器です。ですが、そこに至る前、崩しに良い状態で入っていく前段階を作る上でも、ポゼッションにおいてもドリブルは有効な攻撃方法となるのです。
    何に注意してドリブル練習をするのが良いのか?
    ドリブル練習をする際、または、チームでドリブル練習をさせる際は、大きく以下の2点を意識して練習してほしいと思います。
    まずは、状況判断をする中でのドリブルであることです。ボールを持てばドリブルしかしてはいけない、パス禁止などのルールで試合をするチームもあるようです。クラブの理念などもあるので否定をする訳ではありませんし、そういう条件付けも必要な場合もあるでしょう。しかし、サッカーはサッカーです。どれだけポゼッションをしても点を取らなくては勝てないのと同じで、ドリブルで何人抜いても、抜くだけでは意味がありません。最後までチャンスを作り、点を取らないと勝てません。そのシュートチャンスを作るには、パスでもドリブルでも良いということ、それを選手自身が判断をすることが大切です。ドリブルでの仕掛けを促すコーチングは大切ですが、ルールで縛り過ぎるのは選手の考える力を奪い、サッカーの本質から遠くなります。ドリブルをゲームで多用してほしいのであれば、ドリブルするメリットをドリブル練習で落とし込んで指導しましょう。
    (例:ドリブルが上手にできれば有利になるゲームのルール作成)
    次に、ドリブルには3つの目的があることを理解させて、ドリブル練習をしましょう。
    ①突破のドリブル(パスの選択肢を持ちながら)
    ②相手を変化させる(スペースに運ぶ、方向を変える)
    ③時間を作る(失わないようにキープする、味方のサポートを待つ)
    これらを理解させ、状況に応じて使い分けられることが大切ですね。
    まとめ
    1. 日本のサッカーと世界のサッカーとの差は?=個の質とスピード・個の守備力
    2. ドリブルの位置付けは?=ドリブラーの育成は必要。ドリブルは変化を生む。
    3. 具体的にドリブルはどのように変化を生むのか?= 数的優位、位置的優位が相手を変化させる。
    4. 何に注意してドリブル練習をするのが良いのか?=ドリブルの目的を理解さえ、判断力を磨く。

    ドリブルで何人もの選手を抜いていくシーンは、ゴールに次いでサッカーの魅力的なシーンかも知れません。しかし、それを誰かが強制する、無理強いするのではなく、最高の判断をした結果でドリブルが表現できるようにしたいものです。ドリブルの練習では、フェイントやトリッキーな技を磨くのと同じくらい、状況に応じてドリブルを使い分ける判断力も磨いていきましょう。。

    執筆者

    シェアトレ運営部

    シェアトレを運営している筑波大学のメンバーです。日々指導者のために勉強中です


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