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    【サッカー技術編・トラップ】プレーのスタート地点であるトラップの重要なポイントとは?


    トラップ 対人 パス&コントロール ヘディング オフザボール シュート ファンメニュー アジリティ(足の速さ) 基礎練 ドリブル 攻守の切り替え コーディネーション 親子で練習 個人守備 組織守備 ウォーミングアップ ディフェンダー(DF) 1対1 ミッドフィルダー(MF) 2対2以上 自主練 フォワード(FW) ゴールキーパー(GK) 雨の日 体の使い方 フィジカル 戦術

    サッカーにおいてドリブル、パス、シュート、どのプレーも味方からのパスを「トラップ」することから始まることが多いでしょう。
    そんなプレーのスタート地点である「トラップ」について考えてみたいと思います。

    ボールを止める?もしくはボールを動かす?

    私が子供の頃は、サッカー界で「トラップ=ボールを止める(ストッピング)」というニュアンスで教わることが多かったのですが、最近は「ストッピング」ではなく、「トラップ=ボールを次のプレーがしやすい場所に動かす」という考えが一般的かと思います。
    そのため、あらかじめ決まった選手にパスをするタイプのパスドリルをする時に、ボールを受けたら次に出す選手の方向にボールを動かすように指導しているのを日本、オーストラリア問わず見ることがあります。

    私も長らくそのように指導していたのですが、最近は「トラップ=ボールを止める」という原始的な指導に戻っています。

    ボールを動かすとDFに読まれやすい

    それでは、「ボールを次のプレーをしやすい場所に動かす」ことの何がいけないのでしょうか?

    ドリル練習をする上では、そのように指導した方がスムーズにパスが回り、選手が上達するように感じるでしょう。
    しかし、練習をする上で忘れてはいけないのは敵の存在です。
    特にパスドリルではつい「技術」自体に集中するため、どうしても実際のシチュエーションを忘れてしまいがちです。
    パスドリルであれば、必ずディフェンダーについて考える必要があります。

    ボールを次にプレーする方向に動かした時点でディフェンダーにもプレーする方向が読まれてしまいます。
    そうするといくら早くて正確なパスが出せたとしても、トラップの段階で相手DFは次のプレーを先読みしてプレッシャーをかける準備ができてしまい、パスの受け手がボールを失う可能性が高くなります。

    もちろんここでフェイントを使うこともできますが、フェイントに引っかかる可能性があるのは敵だけではなく味方も同様であることを忘れてはいけません。特に今回のパターンは1試合で何十回と現れるシチュエーションですので、そのたびにフェイントをしていたら味方の選手はサポートに行くのを躊躇してしまうのは目に見えるでしょう。

    身体の中心に止める

    そのため、私がトラップの指導をするときは「ボールを身体の中心に止める」ように指導をしています。
    ボールを身体の中心に止め、右サイドに出すなら左足で、左サイドに出すなら右足でボールを蹴るようにすれば、パスを出す瞬間まで相手に次のプレーを読まれなくなります。
    また、現代サッカーでは、動きながらパスを受けることが多いと思いますが、だからこそこの「ボールを止めるトラップ」が重要になります。
    動きながらボールを受けたとしても、トラップした瞬間はしっかりと止まることが大切です。動きながらボールを受けるとその勢いのままボールを動かしてしまいがちですが、やはりそうすると相手に次の展開が読まれてしまいますし、動きながらボールを受け、さらにボールを動かすとなるとどんなに技術がある選手でもミスをする可能性が高くなります。

    特にここオーストラリアでは、熱心なジュニアコーチが多い影響もあり、ほとんどの選手が「ボールを動かすトラップ」を行っています。そのため、パス回しなどを行うとボールを動かす分、トラップからパスまでの時間が長くなり、ボールが出る先が容易に読めてしまうため簡単にボールを失ってしまいます。また、動きながらボールを受けて、さらにそのボールを動かそうとするため非常にミスが多くなります。
    そこで、「ボールを止めるトラップ」を教えたところ、ボール回しのテンポが早くなる一方、トラップした瞬間により多くのオプションを持つことができるため、ボールを持っている選手に余裕が生まれ、見違えるほどボール回しが続くようになりました。

    このプレーを実践するためには両足でショートパスを蹴れることが前提になりますが、両足でしっかり蹴れる選手は自然とボールを身体の中心に置く癖がついている選手が多いように感じます。逆に言うと、このトラップを身につけることにより両足でボールを蹴れることの重要性に気付くとも言えるでしょう。

    もちろん、ボールを受ける前に前方にスペースがあり、その次の展開までイメージができていれば、ボールを止めずにスペースに向かってボールを動かし、そのままスピードに乗っていくことも可能でしょう。ただし、そういったパターンは限られたシチュエーションになるので、シュート練習などの特定のパターンのドリルとして取り入れるようにしています。
    最初に述べたように、パス練習で大事なことは相手DFを想定して、どういったプレーを選手はするべきか、ということが一番のポイントになります。
    ドリル練習でDFを置く必要はありませんが、指導者の頭のなかには必ず明確な実際のシチュエーションを頭に描いておいて、その中で選手がすべきプレーの技術的な部分を切り抜いて指導をしていくこと重要です。
    是非そういった点を踏まえた上で、今回の内容で参考にしていただけるような部分があれば
    取り入れてみてください。

    執筆者

    大野元春

    1987年生まれ、千葉県八街市出身。イングランドでコーチングライセンスを取得した後、現在はオーストラリアのナショナルプレミアリーグのMonaro Panthers FCでU18の監督を務める。オーストラリアサッカー協会Bライセンス取得中。http://blog.mottofoot.com
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