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大野元春    19   9055    2017/12/22

Monaro Panther FC U18 4月19日練習メニュー

前節は、前半までしっかりと今までやってきたポジションを意識したコンパクトな陣形でのパス回し、守備陣形を意識したチームディフェンスが機能し、試合を完全に支配することが出来ました。その結果、相手DFラインの手前で攻撃的MFがフリーでボールを受ける機会が増えたのですが、アタッキングサードでのラストパスの成功率が低く得点に結びつけることができませんでした。

  

Monaro Panther FC U18 4月5日練習メニュー

今回の練習および指導案はオーストラリアサッカー連盟(FFA)のコーチングライセンス取得のために練習動画を提出するつもりだったため、FFAのカリキュラムに忠実に沿った内容になっています。ですが結論から言えば、納得のいく指導ができなかったため今回は提出を見送ることにしました。今回はその一連の流れを振り返ってみたいと思います。

  

Monaro Panther FC U18 3月22日練習メニュー

前回の練習に引き続き、いかにボール奪取する機会を増やすかということがテーマとなります。
前回は「守備ライン間にプレーされた時にプレスを掛ける」ことがテーマでした。
今回の練習ではもっと早い段階。相手にボールを奪われた瞬間、ネガティブトランジッション、オーストラリアではBP to BPOと呼ばれる攻守の切り替えの時点ですばやくプレスをかけ、そもそも相手に前を向かせないようにすること、
「前線の高い位置でプレス」がテーマになります。

  

Monaro Panther FC U18 3月20日練習メニュー

先週末の試合で、初めて同じリーグの強豪チームとの練習試合を行いました。オーストラリアでは練習試合もサッカー協会が管理し、審判が派遣されるのですがラインが引かれていないことを理由に帰ってしまったため相手チームの保護者に審判をしてもらうというアクシデントがありました。
肝心の内容は、前半は完全に試合を支配し、1-0でリードしてハーフタイム。後半開始直後にも追加点を上げたのですが、そこからビルドアップのミスから1失点、その直後にロングボール一本で同点に追いつかれてしまいました。その後はケガ人が続出し、10人でプレーせざるを得ない状況になり、結局2-4で敗戦。
この試合の最大のテーマはプレーシーズンを通して行ってきた「プレースタイルの理解」でした。そこに関しては前半のうちにしっかりと浸透していることが把握できました。

  

Monaro Panther FC U18 3月13日練習メニュー

先週は「攻撃から守備への切り替えの早さ」、「プレスの質」といったグループ守備の基本の確認を行なったのですが、先週末は残念ながら練習試合がなく習熟度の確認をすることができませんでした。
そして、今週末には初めて同じリーグに属する強豪チームとの試合が控えています。もともとプレシーズンの初めの6週間でプレースタイルのプレー原則を選手に理解してもらうことを目指していたため、今週は残りの攻撃に関するプレー原則の導入を行なう予定です。

また、ケガ人が多く今回も11人しか選手がいない状況でした。
この状況を踏まえた上で指導案の作成の流れと考え方を振り返ってみたいと思います。

  

Monaro Panther FC U18 3月7 日練習メニュー(指導案)

前回紹介させていただいた次の練習で使用した指導案を紹介させていただきます。
まず、前回の練習では「グループ守備の基礎の理解」と「練習強度を高める」という課題に取り組んだのですが、その中のポイントであったボールに寄せる際の角度の指導というのが上手く行えませんでした。その原因はポジショニング練習で攻撃の方向性がなかったことです。

この状況を踏まえた上で指導案の作成の流れと考え方を振り返ってみたいと思います。

  

グループ守備の基本を理解する(指導案)


今回は3月6日に行った練習の練習プランとその作成の過程と反省を紹介させていただきます。

練習当時の状況としては新チームでの正式な活動が始まって1カ月が過ぎ、リーグ開幕まであと1カ月となり、チームがプレーモデルを理解し始めてきました。そして、先週末には同じクラブのU16との練習試合を行ない5-0で勝利しました。

  

相手のDFとMFの間のスペース利用してDFラインの背後を取れるようになることを目指すトレーニングの指導案

今までは「シェアトレの活用方法」の例としてジュニア年代の指導プランを提案させていただいておりました。しかし、今回からは私が行っている実際の指導案を公開させていただくことになりました。担当がU18ということもあり、戦術練習がメインとなりますが、他の指導者の指導案を見る機会というのはあまり多くないと思います。いい点もあれば、悪い点もあると思いますのでそういった点も含めて参考にしていただければ幸いです。

  

小学校低学年向けのドリブル技術向上をテーマとした指導案

今回の指導案は小学校低学年向けの「ドリブル技術向上」がテーマです。
低学年の場合はなによりサッカーを楽しむことが大事だと思います。そして、その中で出来る限りボールに触れ、自然とサッカー技術が向上することが大切です。教えるのではなく、様々なことに挑戦させ、失敗や成功を体験することによって子供たちが自ら成長している場を作ること重要だと考えています。
そのため、前回までの高学年向けの指導案とは考え方やポイントが少し異なっています。

  

1対1のオフェンス技術向上をテーマとした指導案

今回の指導案は小学校高学年向けの「1対1のオフェンス技術向上」がテーマです。

1対1の練習メニューは様々なものが紹介されていたので今回はアレンジなしにそのまま利用しています。しかし、大事なことはルールや設定などはそのままコピーしても指導ポイントは自分で考えることです。メニューを考えた指導者と考え方やテーマが完全に一致することはほとんどないでしょう。どういったタスクを与え、どういったプレーをしたら、何を教えるのかを自分で考えた方が指導しやすくなると思います。

  


足元にボールを止めるトラップ技術習得をテーマとした指導案

練習の流れ
1、敵がいない状況(ウォームアップ)
2、敵がいる状況(低負荷)
3、敵がいる状況(高負荷)
4、ミニゲーム

練習のポイント
一人ひとりがボールに触る回数で最大化し、なるべく待つ時間を少なくなるようなメニューを心掛けています。そして、全ての練習メニューに繋がりがあることを意識しています。

指導のポイント
ポイントを伝えたら、選手に挑戦する時間をしっかりと与えるようにしています。
練習テーマ以外の指導はなるべく避けるよう心掛けています。

  

自己決定理論で考えるサッカー 6段階のモチベーションレベル

「子供が練習に集中してない」、「やる気がない」と感じたことは指導者なら必ず経験があると思います。そして、昔から馴染みのある「やる気を出せ」、「集中しろ」などという曖昧なセリフを使ってしまいがちです。しかし、残念ながらそれだけで選手のやる気スイッチを入れる『魔法のコトバ』は存在しません。そして、選手のモチベーションが低いと感じる場合は、選手自身ではなく指導者の方に問題があることが多いです。

  

アジリティトレーニングを考える  ウサイン・ボルトはサッカー界では速くない?

あのウサイン・ボルト選手がサッカーに挑戦するかもしれない、というニュースが世間を賑やかしました。スピードは人類史上最速。映像を見る限り、ボールコントロールも素人というレベルではありません。それでもサッカー界での成功には懐疑的です。それは技術や経験というだけでなく、最大のウリであるスピードが通用するかどうかも定かではありません。
もちろん、速度という点において彼より早い人間は存在しません。それでもスピードが通用しないというのはどういうことか。
それはサッカーというスポーツが陸上とは異なり、高いアジリティが求められる競技だからです。

  

戦術本は指導の勉強になるのか?

日本のサッカー関連書籍の種類はイングランドやオーストラリアとは比べ物にならないほど多いです。本屋に行けば、多種多様なサッカー関連書籍があり、特に戦術を解説した書籍は多くの割合を占めています。
戦術本の中にもヨーロッパのプロライセンス保持者による観戦術や、サッカージャーナリストによるトップ監督の戦術解説まで様々です。
私も指導の勉強のために今まで数多くの戦術本を読んできました。
しかし、今となっては「戦術本は指導の勉強にはならない」と考えています。

  

ラダートレーニングのメニューを考える際の注意点

はしご状のトレーニング器具を用いて、様々なステップを踏むことにより、フットワークを向上させることを目的としたラダートレーニングは、サッカーに限らず多くのスポーツの練習で取り入れられています。
しかし、ラダートレーニングの効果に対して懐疑的な見方をしている方が多くいるのも事実です。
その一番の理由は、ラダートレーニングを速く行えるようになっても、それはラダーを使用したステップワークが上達しただけでサッカーにおける動作が速くなっているわけではないということです。
実際にラダートレーニングを行った後にそのままスプリントに移行する練習を見ると、ラダートレーニングとそれ以外の動作では歩幅が大きく異なり、脚の運び方や腕の振り方などを見ても、2つの動作に多くの関連性見られないことが多くあります。
しかし、ラダートレーニングの目的は練習を通じて足を速く動かすこと自体ではありません。

  

サッカー 練習メニューを考える際のポイント ~初心者向け~

サッカーの選手育成には長期育成プランが重要です。そのためにその年代にあった練習メニューが必要であり、逆を言えば、年代ごとに身についているだろうとされる技術的水準が存在します。

しかし、誰もが最初からサッカーチームに所属しているとは限りません。小学校の高学年からチームに所属する子も入れば、中学に上がるタイミングでサッカー部に所属したり、年齢が上がるにつれて新たにサッカーを始める人は減っていきますが、高校からサッカー部に所属するということもそこまで珍しいことではありません。もちろん、大人になってからサッカーを始める人(多くはフットサルだとは思いますが)も多くいます。
特に、オーストラリアでは様々なスポーツに人気が分散していることもあり、そういったことが珍しくはありません。

そこで、今回は、「他のチームメイトから遅れてサッカーを始めた選手=初心者」に対するサッカー練習メニュー作成のポイントを考えてみます。

  

サッカーの室内練習の活用方法

屋外で行われ、ボールが地面に接地した状況でプレーすることがほとんどのサッカーは、天候の影響を大きく受けるスポーツです。
雨が降っていても、多少水たまりがあっても、その中でプレーをする必要があります。そういった状況にも対応できるようになるためにも、練習はできる限り屋外で行われることが望ましいでしょう。

それでも、天候や気温などの観点から選手の安全性が確保できないときや、グラウンドの使用許可が降りないとき、屋外での練習場所が確保できないときなど、室内で練習せざるを得ないこともあると思います。
そこで、今回は室内でのサッカー練習について考えてみたいと思います。

  

サッカーのディフェンスにおける重要スキル ~体の入れ方~

ユース年代からAリーグまで共通する、オーストラリアサッカーの一つの大きな問題はディフェンスレベルの低さにあります。
オーストラリアはイギリスの植民地だったこともあり、サッカースタイルもイングランドから影響を多く受けていました。そのため、球際の激しさが大きな特徴です。
(ここでは、2人の選手の間にあるボールを取り合うことを球際の争いとさせていただきます。)
球際の激しさといえば、ハリルホジッチ監督が日本の問題としてよく上げている点の一つですが、日本よりも球際は激しいと言われるオーストラリアでは、また別の問題があるように思います。
それは、球際の争いが多すぎることです。より具体的に言えば「体の入れ方」を知らないため、ディフェンスをしていてもボールを奪い返すことができないということです。

そこで、今回はサッカーのディフェンスにおいて非常に重要な技術である「体の入れ方」について考えてみたいと思います。

  

サッカー練習メニュー作成で気を付けるべきポイント!中学生編

オーストラリアでは、多くの欧米諸国と同様に中高生は部活動ではなく、クラブに所属をしてサッカーをプレーします。そのため、育成においての枠組みを考える際に中学生、高校生という学校に基準を置いて考える必要がなく、より選手の成長にあわせたカテゴライズが可能です。

その結果、オーストラリアでは以下のように育成カテゴリーを分けています。

U6-9    発見期 (Discovery Phase)
U10-12  技術習得期 (Skill Acquisiton Phase)
U13-U17 ゲームトレーニング期 (Game Training Phase)
17+   パフォーマンス期 (Performance Phase)

しかし、日本では多くの選手が部活動としてサッカーをプレーしており、また中学と高校では生活リズムも異なってくるため、小学校低学年・高学年・中学生・高校生という形で区別することのほうが現実的でしょう。

そこで、今回は日本の中学生年代にあたるゲームトレーニング期の練習メニューについて説明させていただきます。

  

サッカーのウォーミングアップメニューを作るのは奥が深くておもしろい

皆さんが子供の頃、ウォーミングアップと言えば、ジョギングをして、みんなでストレッチをして、中高生であればダッシュを何本かするというのが当たり前ではなかったでしょうか?

しかし、近年ではそういったウォーミングアップメニューは非効率だと言われるようになってきました。
実際にオーストラリアサッカー協会では、ウォーミングアップという項目は練習の中になく、パス練習の中にウォーミングアップの要素を加えるという考え方をしています。

そこで、今回は改めてサッカーにおけるウォーミングアップメニューの在り方について考えてみたいと思います。

  

オーストラリアサッカー式練習メニューの作り方

前回のコラムでは、オーストラリアサッカー協会コーチングコースで学んだ指導方法についてのお話をさせていただきました。
その中で、練習は「プラン(Plan)」、「準備(Prepare)」、「指導(Conduct)」「評価(Evaluate)」の4つに分類され、指導方法というのは「指導(Conduct)」にあたる部分であるということを説明いたしました。

今回は、その4つの要素中の「プラン」について説明させていただきます。
「プラン」と言うのは、わかりやすく言えば「サッカーの練習メニューの作り方」です。


  

必見!オーストラリアサッカー協会の推奨する指導法

以前に戦略(サッカー哲学)についてのコラムの中で、サッカー哲学は指導者に必要なものだという話をさせていただきましたが、もう一つ指導者が持つべきものがあります。
それは、
「トレーニング哲学」です。
「トレーニング哲学」というのは、練習に対する考え方であり、その考えを表現するために必要なのが
「指導法」です。
指導法というのは指導者により様々であり、誰もがベストな指導法を探し、試行錯誤を繰り返していると思います。
そこで今回は、オーストラリアサッカー協会コーチングコースで学んだ「指導法」について紹介したいと思います。

  

サッカー練習メニュー作成における注意事項~低学年編

私のコーチとしての一番の最初の仕事は都内のとあるサッカースクールでのアシスタントコーチでした。
当時は、曜日の異なる2人のヘッドコーチの下でアシスタントを行っていたのですが、どちらのコーチも子供の扱い方やコーチングがとてもうまく、今思い返しても本当に為になることばかりでした。

現在も、監督として担当しているのはU18ですが、クラブが主催している小学生向けのサッカー教室にもアシスタントコーチという形で関わっています。

そこで今回は小学校の低学年向けの練習メニューの作成について考えてみたいと思います。

  

現代サッカーでの1対1の再考 本当に「個の力」は必要か?

日本と世界のトップレベルとの差の話になると必ず挙げられるのが「個の力」です。
代表選手などがどういった意味合いで使っているかは定かではありませんが、「個の力」と言うと「1対1の強さ」を意味すると考えるのが普通かと思います。
それでは、「1対1の強さ」とはどういったことでしょうか?
攻撃であれば、ドリブルなどで状況を打破する能力。守備であれば、相手からボールを奪い取る能力。などがあげられます。

そして、そういった議論が行われていると指導レベルの問題として、「攻撃時に1対1で仕掛けることをもっと奨励するべきだ」、「守備時にもっと積極的にボールを奪いに行かせるべきだ」といったことが挙げられます。

しかし、ここオーストラリアでは、まさに日本とは逆に選手はどんどんドリブルで仕掛け、守備では抜かれることを恐れずに積極的にボールを奪いにいきます。
その結果、ディフェンスのレベルが低くなり、アタッカーは低いレベルのディフェンダーを相手にしか抜けなくなってしまっています。

私はオーストラリアの育成レベルでの一番の問題は「ディフェンスの質の低さ」だと考えており、実際に日本で指導していた際は「1対1のディフェンスでも、奪えるときは積極的に奪いにいけ」と言っていたのですが、オーストラリアでは「飛び込むな」という指導に変わりました。

そんな、日本とオーストラリアで大きく違いのある1対1の考え方について、私なりの考えを紹介させていただきます。

ちなみに、今回はあくまで現在担当しているU18、および去年指導していたU15のカテゴリーの選手についての話とご理解ください。

  

少年サッカーのトレーニングにおける心理的要素の重要性

少年サッカーとは主に小学生年代までのサッカーを指し、使用されるボールのサイズもピッチの大きさも異なるため、通常の「サッカー」とは区別されます。
また、現代では試合自体も8人制が導入されておりルールの面でも大きく異なります。

少年サッカーにおいて、ボールサイズやピッチサイズ、ルールが異なる一番の理由は身体が小さいため通常のサッカーでは負荷が大き過ぎ、危険だからです。
また、広すぎるピッチ・多すぎる人数では子供達がボールに触る機会が減り、集中力が高くないこの年代の子供たちは飽きてしまい楽しめないということも理由の一つです。

今回はそんな通常のサッカーとは異なる「少年サッカー」でのトレーニングについて考えてみたいと思います。

  

現代サッカーのトレーニング理論では基礎練習が時代遅れ?

日本の国民性として何事においても基礎を大事にする傾向があります。
一般企業であれば、新入社員は雑務をこなしながら実務に必要なことを学び、スポーツの世界であれば、野球の素振り、バスケットボールのボールハンドリングなど全体練習に参加できるようになるまでに多くの基礎練習をこなすことが当たり前でした。
サッカーでも小学生や中学高校の下級生は、走り込みや声出し、2人組でのパス練習、コーンを置いたドリブル練習など多くの基礎練習をこなすことが日常でした。

しかし、時代とともに練習方法も進化し、非合理的な練習は排除され、最新のコーチング理論に基づいた指導が行われるようになってきました。
その結果、特にここオーストラリアでは基礎練習自体が非合理的だとみなされ敬遠されつつあります。
そこで今回は現代のコーチング理論と照らし合わせつつ、基礎練習の在り方について考えてみたいと思います。

ちなみに今回は、二人組のパス交換、コーンを置いたドリブル、ワンツーからのシュート練習などの判断を必要としない、ある一つの動作にのみフォーカスを当てた練習を「基礎練習」と定義させていただきます。

  

現代サッカーのゴールキーパーに求められるスキルと役割を改めて考える

サッカーのゴールキーパーは唯一手を使うことが許されるポジションであり、他のポジションとは役割や求められるスキルが大きく異なります。
その特殊性から他のポジションと違い、選手1人のチーム全体に与える影響力がとても大きいです。

その明らかに異なる役割からサッカーのゴールキーパーの指導には専門性が求められるのですが、GKコーチ不足やチーム運営の関係上、コーチがゴールキーパーの指導を行わざるをえない状況が多いです。
私のクラブではGKコーチはいるのですが、GK練習は週1回のためそれ以外は全体練習に合流する必要があります。

そこで今回は、技術的な面や練習方法についてはサッカーのゴールキーパー指導の専門家の方にまかせるとして、練習メニューを作成するうえで重要となるチーム全体におけるゴールキーパーに求められる役割とスキルについて考えてみたいと思います。

  

サッカーでコーディネーション能力の重要性

私は普段指導をするにあたり、感覚的に違和感を覚えたことは論理的に原因を追求して、説明するように心がけています。
それは、ボールの蹴り方などに限らず走り方などの一般的な動作でも同様です。
しかし、それでもうまく説明ができないときや、説明してもどうしても改善されないといった時にどうしても「運動神経」ということが頭に浮かんでしまいます。
「運動神経が悪いから」という結論に達するということは指導を放棄するに等しいことですので、とにかく様々な角度からアドバイスするようにはしていますが、それでもサッカーのコーチをしている限り「運動神経」という存在を認めざるを得ません。

医学的には、運動神経というのは筋肉の動きに指令を送る神経の総称ですが、日常で使用する「運動神経」とはあまり関係がありません。
では、スポーツのときによく口にする「運動神経」とはどういったものなのでしょうか?

普段用いる「運動神経」とは、運動行うための能力といった意味合いで使われることが多いと思います。

では、具体的には運動神経とはどういった能力のことを指すのでしょうか?

  

キーパー練習でGKコーチなしのマネージメント方法

サッカーとは10人のフィールドプレーヤーと1人のゴールキーパーで試合を行います。
フィールドプレーヤーには主にDF、MF、FWの3つの異なるポジションがありますが、その役割はチームや戦術によって異なり、その境界線は曖昧なものです。
しかし、ゴールキーパーは唯一手でボールが扱えるという特権が与えられており、ルールの上でも他の選手と区別する必要があります。

その結果、セービングなどの技術的は部分はもちろんのこと、フィジカル的要素も他のフィールドプレーヤーとは運動量や走りの質も異なり、求められる練習も大きく異なります。ということは、ゴールキーパーの指導をするには専門的な知識、経験が必要です。
しかしながら、GKコーチ不足や予算の問題で、GKコーチがいないチームも珍しくありません。

今日はゴールキーパー未経験のサッカーコーチとしての立場から見た、練習におけるゴールキーパーのマネージメントについて考えてみたいと思います。

  

サッカーのフェイントで有効なポイントとは

サッカーのフェイントと聞くと、クリスティアーノ・ロナウドのシザースやネイマールのようなノールックパスのような華麗なプレーを想像される方も多いと思います。
しかし、フェイントとはそういった派手なものだけでなく、外から見てるだけでは気づかないような地味な動作まで様々です。
今回はその「フェイント」について掘り下げていきたいと思います。

  

【サッカーポジション編・フォワード】 フォワードに求められる役割とスキル

前回、サッカーにおいてのポジションと役割についての話をさせていただきましたが、今回はフォワードの役割についてもう少し具体的に考えてみたいと思います。

一般的にフォワードとは最前線に位置し、ゴールに直結する仕事が求められるポジションであり、現代サッカーでは、守備時に相手のディフェンダーに激しくプレスをかけ、ビルドアップの時間を奪うこともフォワードに求められる大事な役割です。

フォワードの中にも、サイドから攻撃をしかけるウイングや、相手のゴールの近くからゴールを狙うセンターフォワード、少し低い位置からセンターフォワードと連携してゴールを狙うセカンドトップなどとより細かなポジションに分けることができます。

しかし、前回書いたようにその役割はチームによって大きく異なると私は考えていますので、今日は私のチームでのフォワードの役割と求められるスキルについて説明したいと思います。

  

サッカーにおけるポジションとその役割

みなさんご存知のようにサッカーにはフォワード、ミッドフィルダー、ディフェンダー、ゴールキーパーと大きく分けると4つのポジションがあります。
ゴールキーパーは唯一手が使えるポジションのため、ルール上もゴールキーパーを特定する必要があるのですが、それ以外のポジションは区別というのは必ずしも必要ではありません。
日本代表もフォワード登録の選手ばかり選ばれたり、一昔前ではミッドフィルダー登録の選手ばかりが選ばれたりするのはそのためです。

さらに、フォワードでもセンターフォワード、シャドーストライカー、ウィング。
ミッドフィルダーではトップ下、サイドハーフ、ウイングバック、ディフェンシブハーフ。
ディフェンダーはサイドバック、センターバック、スイーパーなど更に細かくわけることができます。

  

【サッカーポジション編・ディフェンス】オフェンス向上のために重要なディフェンス技術の向上!

サッカーにおけるジュニア世代の練習ではディフェンス技術よりオフェンス技術がの方が重要であり、練習もオフェンスの割合が高くなります。実際に、個人技術に特化したクラブではディフェンス練習は一切行わないようなクラブもあります。
私自身もその考えには賛同の立場でした。
ここオーストラリアのサッカー協会の指針でも、「技術習得フェーズ」と呼ばれるU13以下の年代までは守備練習は行わず、ゲームスタイル導入フェーズと呼ばれるU14-U16の年代から攻撃と守備が3:2の割合で行われます。ただ現場レベルで言うと守備練習の割合はもっと低いように感じられます。
昨年指導したU15のチームでは、2/3以上の選手が「ドリブルが得意」だと主張しており、実際に練習や試合中にドリブルで抜くシーンをよく目にしました。
これはオーストラリアサッカー協会の指導方針の結果でしょうか?残念ながらそうではありません。
ディフェンスのレベルが低いため、少しボールを扱えれば簡単にディフェンダーを抜けてしまうため、選手がドリブルが上手いと勘違いをしてしまうのです。

これはもっと高いレベルでも同様のことが言えるでしょう。攻撃側のスキルが上がると共に守備側のスキルが上がっていかないとどこかで勘違いが生まれる、もしくは技術を持て余してしまう事態になります。

  

【サッカー技術編・トラップ】プレーのスタート地点であるトラップの重要なポイントとは?

サッカーにおいてドリブル、パス、シュート、どのプレーも味方からのパスを「トラップ」することから始まることが多いでしょう。
そんなプレーのスタート地点である「トラップ」について考えてみたいと思います。

  

【サッカー技術編・シュート】決定力不足解消にオススメなシュート技術の3つのポイント!

普段のサッカーのシュート練習でみなさんはどんなことを選手たちに意識させて練習していますか?

今回はそんなサッカーのシュート練習における3つのポイントについてオーストラリアのナショナルプレミアリーグ(プロリーグのすぐ下に属するリーグ)のU18で監督をしている大野元春さんに伺いました。
決定力不足解消にオススメです。

  

【サッカー技術編・パス】意外と見落としがちなショートパスの3つのポイント!

「正確性」と「ボールスピード」
この2つに関してはシェアトレをご覧の皆さんには説明が不要かと思います。

それ以外はどういったことに注意をすればいいでしょうか?
私の考えるショートパス練習でのポイントは以下の3点になります。

・ボールポジション
・バックスイング
・フォロースルー

  

【サッカー技術編・ドリブル】ドリブルの基礎技術は3種類!気をつけるポイントとは?

オーストラリアのナショナルプレミアリーグ(プロリーグのすぐ下に属するリーグ)のU18で監督をしている大野元春さんにサッカーのドリブルについて伺いました。

  

【サッカー戦略編】サッカーにおける戦略の考え方!

今日は技術的な面から少し離れて、今日は私の戦略についての考え方を紹介したいと思います。今日の内容はジュニア年代の指導者の方には当てはまらないことが多いかとは思いますが、参考までに読んでいただけると嬉しいです。

  

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